妊活中の方、不妊治療中の方なら誰しも意識するのが「着床」ではないでしょうか。元気な赤ちゃんを出産するまでにはいくつものハードルがあり、そのスタートラインとも言える着床。お金と時間をかけてようやく辿り着いた移植。それが報われるのは着床成功ではないでしょうか。そうなると着床しやすくなるために出来る事は何か?どんな薬が効くのか?何を摂取したら良いのか?または有効な運動は何か?情報を検索したくなるのは当然です。本記事でそういった疑問を少しでも解消出来れば幸いです。
着床しやすくする薬?食事?
結論、「着床」にとらわれすぎない事が重要です。
着床を成功させられるだけのパワーを温存する事が重要と私は考えます。
ネットに溢れる情報も正しい説明であるとは言えます。葉酸、亜鉛、鉄、ビタミンD、もちろん重要でしょうし、状況によっては黄体ホルモンの補充なり薬の処方も必要です。ただし、その前にすべき重要な事が満たされているか確認する事の方がさらに重要と私は考えています。子宮内膜のコンディションが重要な事は疑うまでもありませんが、人の身体の一部だけをみていても答えはないと思っています。でも現代医学は子宮だけをみて判断や処置をしているケースが非常に多いなと。まずはご自身の身体のコンディションを整える事が先です。要するに着床にはパワーが必要ですが、身体のコンディションがベストな状態でないとパワー不足で着床をサポートしきれないというのが私の考えです。
着床させるために必要なパワーとは?
簡潔に申し上げると、疲れた身体では着床をサポートするパワーが温存されているとは言えません。疲れる事をしない事としっかり睡眠をとる事です。高齢での不妊治療ともなると尚更で、今だけでも仕事をやめて身体の疲れゼロを目指すべきです。その位腹を括らないと現代人は常に蓄積した疲労を抱えていると思っています。厳しい話を言うのは重々承知していますが、これが現実です。健康的な食事をたっぷり睡眠をとる事。ストレスを溜めない事。これが着床をサポートするパワーを温存するために最も重要な事ではないでしょうか。薬も漢方もサプリも補うものであって本質は自身の身体の力で着床という通過点をクリアするわけですから。
私たち夫婦が着床前に意識した点
最後に私が実際に意識した点や実践した点をお話しさせていただきます。結果論と言われればそれまでですし、本当にこの考えが当たったのかどうか検証する事は出来ません。ただし、とてもリアルな体験記である事は間違いありません。まず普段の食事は酵素玄米を主としていますが、移植から着床までの間は妻だけ白米に戻していました。玄米は完全食と言われるほどのバランスの取れた栄養素も持っていますが、同時にデトックス効果も強いので排出力を懸念視しました。ですから、着床するまではそれを異物と捉え排出してしまわないように試してみたのです。これは玄米食であった私たち夫婦に特化した内容かもしれませんね。もちろんケミカルなものを遠ざけ、身体を冷やさないいわゆる「陽」の食事を心がけました。
次に先に述べた睡眠です。妻は21時就寝を始めました。6時起床の9時間睡眠がベースです。正直これを一番重要視していました。妻は仕事を辞め、徹底的に身体を休ませました。運動といえば軽めのヨガと夫婦での散歩くらいです。また、妻は妊活で鉄剤を飲んでいましたが、妊娠力のブースターとしてキレート鉄でNowのIron(アイアン)を服用しました。ベースのお話はここまでです。あとは皆さんそれぞれの体質や相性によって病院選びの話になってきます。もっというと治療方針ですね。胚盤胞まで育てて移植するのか、受精卵の段階で移植しご自身の身体で育てた方が良いのか。こればかりは判断が難しいですが、個人的な印象としては身体のコンディションが出来上がっている方は受精卵の段階で移植し身体の力で育てた方が明るい結果に繋がりやすいと感じています。いずれにしても子宮や摂取物だけに目を向けていては遠回りなアプローチにあってしまいますので、あなた自身の身体をベストコンディションにするためのアプローチを実践してみて下さい。
最後までお読み下さり、ありがとうございます。
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